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【レポート】2014/08/30 kids kinologue#2 クリーニングデイ@鎌倉「北欧ぶつぶつこうかんまつり〜アニメ『KUBBE(キュッパ)』を観て、モノと遊ぶアップサイクル・ワークショップ」

2014年9月8日 (レポート)

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8月4日に続いてノルウェーのアニメ『KUBBE(キュッパ)』を観る「kids kinologue #2」、そしてクリーニングデイ@鎌倉のプログラムの1つとして開催した。今回は「キュッパ」の世界に入ることに加え、クリーニングデイのコンセプトである「アップサイクル」=古いモノに新たなストーリーをつけて、古くて新しいモノとの出会いを楽しむワークショップを目指した。そこで、参加者には「今は要らないけれど、誰かに使って欲しいモノ」を3点持って来て貰うことをお願いした。親子参加でも大人と子どもが分かれて参加するのがkids kinologue恒例のスタイルなので、親子別々に持って来て貰って、大人用・子ども用のシートの上にそれぞれ置く。想像以上に、バラエティに富んだモノが集まった。その後、ヨガマットやイスに座って、「キュッパ」を鑑賞。話が進むにつれて、笑いも起きる。

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鑑賞後、先ずはそれぞれ1個ずつ箱を作る。箱はパタゴニアさんから裏返すと小物入れにもなるリバーシブルな靴箱を提供して頂いた。どっちの柄にしてもOK!どうやって平面から立体を作るか、ヒントなし。自然と隣同士で助け合いが生まれていた。

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ここからは大人と子どもに分かれてワーク開始。キュッパが拾ってきたモノにタグをつけていたように、子どもチームは、モノを囲んでそれぞれがどんなモノなのかを書いてタグづけをした。タグづけをしてから「ぶんるいあそび」へ。「ぶんるい」のコトバの意味を覚えてから、みんなでどんな「ぶんるい」があるかを探してみて、やってみた。分類が完了したらそれぞれの数を数えてみたり、色々観察してから、また違う「ぶんるい」をしてみた。その作業のなかで、「ぶんるい」の種類を考えるコ、分類するコ、並べるコなど自然と役割ができていった。そして、今度は誰かにプレゼントするモノを3点選んで箱に入れて貰った。パッと選ぶコ、じっくりひとつひとつ見ながら選ぶコ、同じモノが欲しいコがいて譲り合うコ、といろいろ。3つ選ぶと箱から顔をあげて『見て!見て!』という伝えたい気持ちが自然に表れていた。

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大人チームは、先ず、自分たちの持ってきたモノにタグづけ(モノの名前、おすすめポイントを書く)。その後、自分の持ってきたモノ以外から、ストーリーを考えながら3点選んで貰う(どんな時に使う?どんなふうに使う?誰かにこんなふうに使って貰う?こんなところが気に入っている、などなど)。最初は遠慮しながらだったが、次第に少しづつ隣同士の方との話が盛り上がってきていた。次に付せんを配って、誰のために選んだか?(もちろん自分用でもOK)、どんなふうに使いたいか、使ってほしいか?を書いて貰った。そして、3人×3グループに分かれて、付せんを見ながら自分の選んだモノとストーリーを紹介。多いに盛り上がった。「旅に出ることに関連づけた」「家族へひとつずつプレゼント」「大好きなアーティストのCDで、同じモノを持っているが、友人にあげられるようとして」「仕掛け時計が自分の部屋によいと思って選んだが、少し大きいので持って帰るようにその時計が入るバッグも選んだ」「大人にもおすすめの絵本は即決。自分と子どもで読みたい」「何だろうこれ?と思ったもの選んだ(レスキューセット=人工呼吸器具だった)」など、それぞれのストーリーに個性があった。紹介が早く終わってしまったグループは「自分の身のまわりで何か一つだけモノを持って行けるとしたら?」という問いについて考えて貰った。

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そして、またスクリーンの前に集まって『キュッパ』の最終話を鑑賞。途中で止めて、キュッパが思いついた時のダンスをみんなで踊る!恥ずかしそうにしているコもいたが、大人たちが率先して踊ったことで、子どもたちも踊って、長時間のワークショップの合間に、体も気持ちもほぐれたようだった。その後、最後まで『キュッパ』を観た。

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キュッパが最終話で博物館を開いたように、それぞれが選んだモノを詰めた箱を博物館みたいに並べてみる。そして、大人も子どもも参加者全員に、各自選んだモノについてインタビュー。自分が持って来たモノを、誰かが大事そうに選んでくれている様子を見て、うれし恥ずかしそうに「へー、そんなふうになるんだ、モノって!」と思ってくれたようだった。大人と子どもが分かれて選んだので、お互いにどんなふうに思って何を選んだのか、興味津々。子どもたちが箱の前へどんどん集まり、話す人のコトバに耳を傾けている表情がとても真剣で良かった。

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そして最後に「キュッパ」の絵本を読む。博物館を開いたキュッパがその後どうしたか?気になるところだ。読み聞かせになると子ども達がギューと前にきた。みんな見たいんだなぁ。「最後はやっぱり宇宙の中だ(寝室が宇宙柄の天井?なので)」「森が大きい」「返しちゃうんだ」など、本にも突っ込みを入れていて、映画からの世界観を外れずに、子どもたちはすんなり受け入れてくれていた。

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自分の家からモノを持ってくるところから始まり、『キュッパ』を観て、タグづけしてモノを選んで、そのストーリーを語るプレゼンまでするという中身の濃いワークショップで、子どもたちも飽きた様子がなく、大人も子どもと離れて楽しむことが出来たようだった。ノルウェーからきた「キュッパ」のモノに対する気持ちと、フィンランド発のクリーニングデイの「古いモノに新しい価値をつける」文化が融合して、思った以上に温かい場となった。


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