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【レポート】2012/06/17 子ども映画館“かえる座”@南相馬かえっこバザール

2012年6月17日 (レポート)

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打ち合わせ含め、三度目の南相馬。会場は南相馬市民文化会館・ゆめはっと。ゆったりとした作りのきれいなホールだ。前日から設営を開始。1階のかえっこバザールのメイン会場とは少し離れた2 階に「子ども映画館“かえる座”」をオープンさせるべく、プロジェクターなどを準備する。当日には壁に映画チラシをたくさん貼って、更にポップコーンの香りで「映画館」を五感に訴えかけるような場作り、2階に誘導するポスターを制作。かえっこバザールのスタッフは総勢75名。様々な地元の団体や高校生たちが参加している。私たち7名のスタッフに加えて、高校生2名が助っ人として仲間入り。頼もしい!
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今回は「子ども映画館“かえる座”で、名作モノクロ映画を観る」と「映画ポスターを作ってみよう!」の2つのワークショップを用意。前者では、子どもたちに、お手伝いカエルポイントと引き換えに映画館のお仕事をしてもらう。具体的には①映画館への呼び込み・チラシの配布②チケットもぎり ③ポップコーン売り④映画の開映を告げる支配人といったお仕事。映画の開映は14時なので、13時のかえっこバザール開始から、お仕事をしてくれる子どもをハローワークで募集する。開始してすぐは、持ってきたおもちゃをカエルポイントに交換し、おもちゃを物色するのが子どもたちの主な流れで、ハローワークにはなかなかやって来ない。動きのあるワークショップにはすぐに子どもが集まってくるが、座ってじっくり作る映画ポスター作りワークショップには止まってくれない。前途多難か?
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かえっこスタッフたちのサポートもあって、ようやくハローワークから派遣された子どもたちが映画館のお仕事の受付に現れ始める。最初に来た兄弟がチラシを持って呼び込み開始。恥ずかしがってなかなか思うように配れなかったが、「映画を観ると5ポイント貰えるんだよ!」と 大人がフォローしながら段々と配っていけるようになった。チケットもぎりは男の子、ポップコーン売りは女の子が担当。開場から上映まで約15分の短時間に、とまどいながらもしっかりと仕事をこなしていく。支配人役の男の子の「これからじょうえいをはじめます」の挨拶とベルを合図に、上映開始!
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40席弱の客席はほぼ満席。上映が始まってからもしばらくざわついていたので、「やっぱりモノクロ無声映画は子どもには難しいのかな・・・」と思っていたが、途中から、急に空気が一変。コミカルな動きに笑いがおきる。一緒に観ていたお父さん・お母さんも見入っていた。時代を超えた名作の偉大さにただただ感動する。上映終了後は「感想を書くとさらに5ポイント貰えるよ」と告知して、ハートの付箋に感想を書いて貰う。付箋には「おもしろかった」としか書かなかった子どもたちも、話をするとすごく熱くなっていたのが伝わってくる。たとえ1人でも「見たことのないものを見た面白さ」が心に残ってくれれば、南相馬まで来た甲斐があったというものだ。
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1階で行っていた映画ポスター作りワークショップは、大人も子どももハマった人はどんどん凝っていって、力作が生まれた。シャイだがとても素直なお手伝いの高校生たちは、慣れない映画の呼び込みをしてくれたり、子どもたちにも優しく接してくれていた。残り1時間というところで、関西テレビの情報番組取材ではるな愛が登場して場内騒然。持ち込みのおもちゃでオークションに参加する他、色んなワークショップを体験していたが、映画ポスター作りにも無理矢理?参加して貰った。
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恐らく、映画館のワークショップをやったのは「かえっこ」史上初だろう。今回はカエルポイント獲得という参加目的に便乗する形で、映画館に行ったことのない子どもたち(「映画館に行ったことがある?」と子どもたちに聞いてみると、ホール上映=映画館と思っているようだった)に、映画館を体験して貰うこと、モノクロ無声映画に出会って貰うことが出来て、kinologueとしては有意義だった。色々な課題も残ったので、今後、子どもと映画のワークショップを 企画するにあたっての参考にしたいと思う。そして、かえっこバザールを開催する人々の志の高さとホスピタリティの素晴らしさに感銘を受けた。見習いたい。


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