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【レポート】2012/03/25 春休み映画祭@南相馬・朝日座

2012年3月25日 (レポート)

 ©WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.

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kinologue初めての遠征は、被災地・南相馬。会場は中心地・原町にある映画館、朝日座。1923年(大正12年)開館、昔懐かしい素敵な映画館だ。今は営業していないが、朝日座を楽しむ会を中心に、イベント上映などを行っている。
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今回は被災地で映画の無料上映会を実施している「シネマエール東北」の活動をサポートするという形で参加。春休み映画祭として上映されるピクサーの傑作アニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』と『トイ・ストーリー3』後に、ロビーでワークショップを実施することに。しかし、当日どのくらい人が集まるのかも全く分からない。いつもの大人対象のダイアローグのワークショップとはかなり勝手が違うので、準備はしてきたものの、ドキドキする。
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事前告知はしていても、きっと映画を観るためだけに来た人たちに、どうやって上映後、映画の感動をキープしながら楽しんで貰えるか。映画自体は大人でも十分面白いし感動できる内容だが、きっと来るのは子供たち。東京から来た見知らぬ大人たちと、どうやったら遊んでくれるだろう?そこで、今回は『カールじいさんの空飛ぶ家』上映後には、劇中の風船にちなんでバルーンアートのワークショップをやることにした。個人的趣味とはいうものの、コバ先生の卓越したバルーンアートの技を他のスタッフにも伝授して貰い、カラオケボックスでの練習会から前日まで猛特訓!そして、当日はとにかく楽しい雰囲気を作ろうと、劇場内外にたくさんバルーンを飾り付けた。
上映後、映画の中で大活躍する犬・ダグを作ってみよう!と呼びかけ、風船を渡していく。最初はとまどい気味な人たちも、コバ先生の丁寧な説明に従って段々と作り出す。やり出すと大人も子供も関係なく、夢中になる人続出!犬はあっという間に出来てしまって、熊やうさぎにチャレンジする人も。風船は突然パンと割れることがある。そういうものだと知るいい機会だからこそ、割れた時には「割れましたー!」と拍手する。
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作りながら「映画どうだった?」と声をかけると「DVDで見たことあった」と。しかし、大きいスクリーンで見たら全然違った!とのこと。被災地の沿岸部は 元々映画館がなく、朝日座は貴重な存在。映画館で映画を観たこと、親でも先生でもない大人たちと風船で遊んだこと、完成形にとらわれず自由に不思議な動物をたくさん作ったこと、そんな記憶が残ってくれればいいなぁ。
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午後の『トイ・ストーリー3』の上映には、小さなお子さん連れが多かった。トイ・ストーリーにちなんで、お気に入りのおもちゃについて、付箋に書いて貼って貰おうと思っていたが、ちょっと難しい気がしてくる。そこで、ストーブを囲んで談笑中の朝日座を楽しむ会の皆さんに、子供の頃のおもちゃの思い出話を聞いて書いて貰うことに。「デコウチ(パッチン)」「パチンコ(ゴム製)」「ぱった(メンコ)」「コマ廻し(つかめっこ)」「紙人形(手作りきせかえ)」 「自転車の輪廻し」・・・色々出てきて面白い。懐かしい遊びの中に、男の子が書いてくれた「マリオカート」も混じらせる。
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上映終了後、すぐに帰ろうとする人が多い中、『トイ・ストーリー3』の悪役の熊、ロッツォをコバ先生が速攻で作り上げる。「それじゃ自分で作ってみる?」 の誘いに最初はためらっていた子供たちも「実は作ったことがあるんだー」と親御さんが見つめる中、熱心に作り始めた。そして、作った後に色を塗り始める予想外の展開まで。バルーンアートは、老若男女関係なく、熱くさせるらしい。
今日のワークショップで、救援物資の飲み物やカレー、お土産のバルーン以外に何か持って帰って貰えたものはあったかな?初めての被災地でのワークショップ、たくさん勉強になりました。


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